Vol.139 [園長だより]
投稿日時:2025/11/28(金) 13:11
毎年お遊戯会の際には書かせて頂いておりますが、自画自賛ではありますが、同朋幼稚園のお遊戯会は本当に素晴らしいお遊戯会だと思います。何が素晴らしいかと申しますと、本当にこども達一人一人が主役で、ステージの上で輝いております。中々園児全員一人一人が主役になるお遊戯会は無いのではと思います。一人一人を主役にする事で、一番大変なのは担任です。こども達がそれぞれに合う選曲をして、衣装を考え、振り付けを考えるのです。そして、こども達が自分達から進んで練習する様に導いていくのです。先日リハーサルをやった際にこども達に質問しました。「遊ぶ時間が少なくなっちゃうから踊りの練習やりたくないよね?」すると、こども達は「練習やりたい。だってお父さん、お母さんに上手な踊り見せたいもん」と答えが聞こえて来ました。もうこの時点でお遊戯会の大成功は決定しました。もう本番に何が起きようと、この気持ちで練習しているこども達のお遊戯会は大成功です。こんな担任の御陰様を思いながら、お遊戯会をご覧頂きたいと思います。私は書いているだけなので何も苦労はしておりませんが・・・(^_-)-☆

11月6日にはアクアマリンふくしまに行って来ました。色々な魚がそれぞれの環境で展示されこども達も興味津々でした。12日には菊人形見学に行き、様々な菊を見て、公園で元気いっぱい遊んで帰ってきました。
13日には丸中産業の社長様よりゴリラのぬいぐるみを寄贈頂きました。同朋幼稚園には二匹のゴリラがいるとのHPを見て、プレゼント頂きました。職員室前に2匹飾ってあります(^^♪18日には、はな組の武藤侑多芭ちゃんのお母さんがことり組で生け花体験をさせて下さいました。とても綺麗な菊手水が完成しました。職員室の前に展示してあります(^^♪
2017年10月15日に福島県PTA研究大会いわき大会に二本松一中のPTA副会長として参加して来た時の話です。私が参加した分科会のテーマは「メディアと正しく向き合う家庭・地域・学校」でした。発表ではノーメディアデーの重要性や、メディアの危険性などが中心でした。
その後グループトークの時間になり、いわき地区のお母さん達と話し合いを行いました。その中で一人の中学生の娘を持つお母さんが、「私は反対だったのに、父親が許して娘にスマホを持たせたら、SNSなどで悪口を言われ、学校に行けなくなってしまった。」と嘆いていました。私はその現実を聞いて、もし自分の娘だったらと想像したらぞっとしました。決して他人の娘で良かったなどとは思っていませんが、どうしてそんな状況になってしまうのか考えさせられました。どうして中学生の娘がスマホを欲しいと言い出したのだろうか?なぜ親がダメだと言えなかったのだろうか?と自分のこども達に照らし合わせ考えました。
私はこども達にはゲーム機など与えておりません。持っていたのは、息子が幼稚園で作ってきた段ボールで出来たDS位でした((+_+)) 良く友達がみんな持っているから自分のこどもが持っていないと可哀そうだ、と言う話を耳にします。しかしそんな事は無いと私のこども達が実証してくれておりました。こども達は遊びの天才です。ゲーム機など無くても、友達同士で色々な遊びを考え、楽しんでいました。ゲーム機を家に持って来て遊ぶ子どももいましたが、自分の息子はゲームが下手で楽しく無いから、直ぐに外で何かして遊ぼうとなります。だんだんと友達もゲームをあまり持ってこなくなり、ゲームより外で遊ぶ楽しさを友達と共に感じておりました。お互いに良い時間を過ごす事が出来ていたのです。
先日新聞記事に、生後6か月から6歳までのこどもの2割が、スマートフォンを毎日使うとのデータがありました。スマホが育児をする時代になってきてしまっているのです。そして小さい時からスマホを使い、ネット接続出来るゲームなどを持っていたら、中学生になって、スマホが欲しくなるのも当然だと思います。中学生のスマホの使用用途は電話では無く、ほとんどがネット使用だそうです。スマホを深夜までを使い、生活が乱れ、友達関係も乱れ、どんどん悪い方へ進んでしまうのだと思います。何気なく幼児期からゲームを与える事でこの様な負のスパイラルに陥ってしまうのではないでしょうか。
今回の分科会の司会者の方の話でしたが、「ゲーム機を開発している人と話をした時に、絶対に自分のこどもには与えないと言いました。なぜなら、ゲームはそれ一つで満足出来ない様に、次から次へ欲しくなる様に作っているからです。」と その様な環境で遊び、育ってきて、中学生になっていきなりゲームの時間を制限し、欲しい欲求を押さえろと言っても無理な話です。幼児期からの対応が本当に大事なのだと思います。もう一度お子様へのゲームやスマホに対して、いつ与えるのか、与えた後はどう使い方をするのかなどを、ご家庭で話し合って頂きたいと思います<m(__)m>