Vol.137 [園長だより]
投稿日時:2025/09/30(火) 11:24
9月に入っても夏の様な暑い日が続いておりました。このまま秋が来ないのかと心配しておりましたが、暑さ寒さも彼岸までと言う言葉がありますが、彼岸過ぎにやっと秋らしい風が吹き始めました。そして夜には囃子の音が聞こえ始め、金木犀の花はまだ咲いておりませんが、いよいよ二本松の秋が近づいてまいりました。幼稚園でも大太鼓を出して、こども達が囃子の練習を始めております。毎年お祭り前のお便りには書かせて頂いておりますが、自分がやって来たから言う訳ではありませんが、300年以上続く伝統文化に触れる事は大変素晴らしい事だと思います。9月になって始まる囃子の練習の音を聞くと、強面の若連に恐れながら、眠い目を擦り、なんとか寝ない様にと頑張って練習しているこども達の顔が思い浮かびます。学校の授業では平気で眠ってしまうこども達が、1時間の囃子練習には必死で頑張るのです。そして自分がお祭り本番で、何級何班で班長になれた、なれないと言って一喜一憂しながらも、七町一の太鼓を叩くんだと一所懸命に頑張ります。男の子を男らしく成長させてくれる伝統行事なのです。こんな事を言うと、このジェンダーレスの時代に、なにを時代遅れな事を言っていると思われるかもしれませんが、私は男の子全員がそうなれと言っているわけではありません。その子、一人一人がその子らしくなる一つのきっかけになると思っております。少し弱気な子が、何か一つの事を頑張ってやり切ったという経験になるのです。家では、どうしても甘えが出てしまう事があるかもしれませんが、その甘えが無い状況がこども達を成長させる場になるのです。是非小学校に上がったら、伝統文化を継承していく一端を担って貰いたいなと思います\(^o^)/


9月18日には避難訓練を行いました。毎年の事ですが、当園の避難訓練は職員にも秘密で行います。私と副園長の二人のみでいつやるかを決めて行います。訓練の為の訓練にならない様に心掛けております。当日は少し小雨も降っておりましたが、副園長と話して実際の災害に雨は関係無いなと実行しました。職員室のマイクで地震の音を出し、携帯でサイレンを鳴らし、避難の指示をしました。先ずは机の下に潜り、職員がこども達に防災頭巾を被る様指示をします。その後職員室から出火したとアナウンスを入れ、園庭に避難します。ことり組のこども達の中には驚いて涙ぐむ子もおりましたが、全園児がしっかりと避難出来ました。その後お遊戯室に移動して、今日の地震は訓練だった事をこども達に話し、避難に何が一番大切なのかを話しました。きっといのちを守る行動が出来る様になると思っております(^_-)-☆
27日の運動会では最高の運動会日和の中、安達太良山を眺め、本当の空の下最高の運動会になりました。子どもたちは、練習の時から一所懸命に頑張って、本番当日も最後まで諦めずにやりきっておりました。閉会式でも話をしましたが、勝ち負け以上の価値があったことでしょう。お祭りの囃子練習の件と一緒で、何かをやり切ったという一つ一つの経験が必ずこども達の成長に繋がっていくと信じております。また運動会の成功の裏には、種目検討や準備など、職員の見えない所での働きがある事もご理解頂ければと思います。当日お手伝い頂きました保護者の皆様にはこの場をお借りして再度御礼申し上げます。有難う御座いました<m(__)m>
先日新聞記事で気になる記事がありましたので、紹介したいと思います。8月29日の読売新聞の記事です。
「子供の学力低下 デジタル機器の影響は大きい」文部科学省は、子供の学力を調べる2024年度「経年変化分析調査」の結果を公表した。全国1350校を対象に、小学6年の国語と算数、中学3年の国語と数学、英語について調べた。前回21年度と比べて全ての教科で平均スコアが下がり、中3の数学以外は10点以上低かった。最も低下したのは英語の22・9点減だった。日本の子供の学力は高水準で安定していただけに、深刻な結果だと言わざるを得ない。
文科省は、研究者に詳しい原因の分析を委ねる方針だが、コロナ禍で十分な授業ができなかった影響を指摘する専門家は多い。英語が大幅に落ち込んだ中3は、本格的に学び始めた時期に授業での会話が制限された。小6については、学習が本格化する時期に休校になるなど、制約の多い学校生活を強いられた。しかし、それだけではあるまい。スマホやゲームに費やす時間が増えた影響も見過ごせない。保護者への調査では、平日にスマホを使用する平均時間は小6が1時間5分、中3が1時間56分だった。いずれも前回調査より20分程度延びる一方、勉強時間は短くなっていた。テレビゲームの時間も同様に増えていた。コロナ禍の外出制限で、デジタル機器を長時間使うようになり、それが習慣になってしまった子供も多いのではないか。国は20年度、ほぼ全ての児童生徒に1人1台の学習用端末を配布し終えた。教育のデジタル化と学力低下との関係についても、十分な検証が欠かせない。
調査では、スマホの使用時間が1時間以上になると、スコアが低下する傾向が見られた。親の使用時間が長いほど、子供も長くなるという結果も出ている。スマホとどう向き合うか。各家庭でルールを決めることが大切だ。
学力が高ければ良いとは全く思いませんが、スマホやゲームが及ぼす影響は大変大きいものがある事は間違いないでしょう。私のこども達は高校入学までスマホはありませんでした。もちろんゲームをありません。先日息子の一言が忘れられません。「僕もこどもが出来たら、ゲームも携帯も高校までは持たせないんだ!」その時の状況によるかと思いますが、息子は携帯もゲームも持たされなかった事を良しとしていました。是非ともご家庭の中で考えてみて頂きたいと思います(^_-)-☆


9月18日には避難訓練を行いました。毎年の事ですが、当園の避難訓練は職員にも秘密で行います。私と副園長の二人のみでいつやるかを決めて行います。訓練の為の訓練にならない様に心掛けております。当日は少し小雨も降っておりましたが、副園長と話して実際の災害に雨は関係無いなと実行しました。職員室のマイクで地震の音を出し、携帯でサイレンを鳴らし、避難の指示をしました。先ずは机の下に潜り、職員がこども達に防災頭巾を被る様指示をします。その後職員室から出火したとアナウンスを入れ、園庭に避難します。ことり組のこども達の中には驚いて涙ぐむ子もおりましたが、全園児がしっかりと避難出来ました。その後お遊戯室に移動して、今日の地震は訓練だった事をこども達に話し、避難に何が一番大切なのかを話しました。きっといのちを守る行動が出来る様になると思っております(^_-)-☆
27日の運動会では最高の運動会日和の中、安達太良山を眺め、本当の空の下最高の運動会になりました。子どもたちは、練習の時から一所懸命に頑張って、本番当日も最後まで諦めずにやりきっておりました。閉会式でも話をしましたが、勝ち負け以上の価値があったことでしょう。お祭りの囃子練習の件と一緒で、何かをやり切ったという一つ一つの経験が必ずこども達の成長に繋がっていくと信じております。また運動会の成功の裏には、種目検討や準備など、職員の見えない所での働きがある事もご理解頂ければと思います。当日お手伝い頂きました保護者の皆様にはこの場をお借りして再度御礼申し上げます。有難う御座いました<m(__)m>
先日新聞記事で気になる記事がありましたので、紹介したいと思います。8月29日の読売新聞の記事です。
「子供の学力低下 デジタル機器の影響は大きい」文部科学省は、子供の学力を調べる2024年度「経年変化分析調査」の結果を公表した。全国1350校を対象に、小学6年の国語と算数、中学3年の国語と数学、英語について調べた。前回21年度と比べて全ての教科で平均スコアが下がり、中3の数学以外は10点以上低かった。最も低下したのは英語の22・9点減だった。日本の子供の学力は高水準で安定していただけに、深刻な結果だと言わざるを得ない。
文科省は、研究者に詳しい原因の分析を委ねる方針だが、コロナ禍で十分な授業ができなかった影響を指摘する専門家は多い。英語が大幅に落ち込んだ中3は、本格的に学び始めた時期に授業での会話が制限された。小6については、学習が本格化する時期に休校になるなど、制約の多い学校生活を強いられた。しかし、それだけではあるまい。スマホやゲームに費やす時間が増えた影響も見過ごせない。保護者への調査では、平日にスマホを使用する平均時間は小6が1時間5分、中3が1時間56分だった。いずれも前回調査より20分程度延びる一方、勉強時間は短くなっていた。テレビゲームの時間も同様に増えていた。コロナ禍の外出制限で、デジタル機器を長時間使うようになり、それが習慣になってしまった子供も多いのではないか。国は20年度、ほぼ全ての児童生徒に1人1台の学習用端末を配布し終えた。教育のデジタル化と学力低下との関係についても、十分な検証が欠かせない。
調査では、スマホの使用時間が1時間以上になると、スコアが低下する傾向が見られた。親の使用時間が長いほど、子供も長くなるという結果も出ている。スマホとどう向き合うか。各家庭でルールを決めることが大切だ。
学力が高ければ良いとは全く思いませんが、スマホやゲームが及ぼす影響は大変大きいものがある事は間違いないでしょう。私のこども達は高校入学までスマホはありませんでした。もちろんゲームをありません。先日息子の一言が忘れられません。「僕もこどもが出来たら、ゲームも携帯も高校までは持たせないんだ!」その時の状況によるかと思いますが、息子は携帯もゲームも持たされなかった事を良しとしていました。是非ともご家庭の中で考えてみて頂きたいと思います(^_-)-☆