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同朋幼稚園は、園長と副園長がゴリラ(みたいな)の日本初の幼稚園です\(^o^)/

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園長だよりLetters

Vol.118

投稿日時:2023/12/22(金) 10:16

あっという間に時間は過ぎていき、本年も残すところわずかになりました。寒い日が続きやっと冬らしくなってきましたが、体調管理には十分ご配慮頂き、良い年末年始をお過ごしください。年明けに元気なこども達に会える事を楽しみにしております。
今年最後の発表会でのこども達は如何だったでしょうか。園長挨拶でも話をさせて頂きましたが、練習の時から、こども達は進んで、お父さんお母さんに上手な踊りをみせるんだとみずから、練習に取り組んでおりました。遊ぶ時間を割いて、練習するにも関わらず、誰ひとりとしてやりたくないなどと言うこどもはおりませんでした。もうこの時点でおゆうぎ会は大成功なのですが、当日の発表は更に素晴らしいものになりました。踊りを終えたこども達の表情はとても満足して、やり切った表情をしておりました。今回の発表会を通して更にこども達の成長を実感致しました。また歓迎おゆうぎ会、おゆうぎ会と両日に渡りお手伝い頂きました保護者の皆様にはこの場をお借りして再度御礼申し上げます。有り難う御座いました<m(__)m>
12月8日には年長児が育てたさつま芋を石焼イモにしてみんなで食べました。年長児が熱々の石焼イモの機械に自分達で育てて、収穫して、新聞紙で包んでねかせて熟成させた芋をいれて石焼イモにしました。ねっとり、甘くなったさつま芋は最高の味になりました。こども達も美味しい、美味しいと言って喜んで食べておりました。寒い季節の石焼イモは最高ですね(^_-)-☆

21日にはやっと幼稚園の提灯祭りの解散式が執り行われました。こども達のお祭り熱は凄いもので、提灯祭りの熱が冷める事は無く、毎日幼稚園で大太鼓を叩いてお祭りをしております。しかしお祭りと言うのは1年に一回やって来るから風情があり、その為にそこに全勢力を注げるのだと思います。毎日がお祭りではお祭りの良さも半減してしまうと副園長が言うので、ついに解散式を行いました。私が笛を吹いて、こども達が思う存分大太鼓を叩いて解散式を行いました。来年のお祭りが楽しみです\(^o^)/

またまた以前に出したお便りの再利用です。決して手を抜いている訳ではありませんので、御理解下さい<m(__)m> 
私は以前から職員の研修に関して、大谷保育協会の研修には必ず参加する様にしております。なぜかと言いますと、大谷保育協会の研修はハウツー研修ではないからです。ハウツー研修とはこども達がこう言ったらこう答えなさいとか、こんな行動を取ったらそれはこうだからこうしなさいとか教えてくれる研修の事です。私はそんな技術的は研修よりも、職員がこども達の事をどう考え、どう願いをかけて接して行くのかと言う事を考えて欲しいと思っております。決してハウツー研修がダメだとは言いませんが、こども10人いれば10通りの保育があり、接し方があると思っております。技術的な研修もそれをあくまでも、例として考え、職員達の保育の手がかりにして欲しいと言っております。どうしても技術的な研修をしてしまうとそれが正解なのだと考えがちなので・・・
今回の真宗保育の講師の先生は冨岡量秀先生で大谷大学短期大学幼児教育保育科の准教授の先生です。一般企業にもお勤めの経験があり、何度かお酒を飲ませて頂きましたが、非常に楽しい先生です。「真宗保育をデザインする」という講題でお話し頂きました。
真宗保育とは「こどもの現在に、未来に生きるものを組み込む為のデザインである。保育とは今を生きるこども達に未来を送り届ける工夫である」とおっしゃっておりました。結果を考えるのではなく、プロセスを考えるのだそうです。「・自立するのではない、自立的になっていく。・自発的なのではない。自発的になっていく。・主体的なのではない。主体的になっていく。学ぶのではない。学ぶようになっていく。」全てはプロセスである。最初の芽生えがあり、それは、環境との出会いを通して深まり、豊かなものとなり、その豊かさにあって、本来的な姿が形をなす。その経過を助ける作業が保育である。本当に大切な事を見つけ続ける心を育む事が先生たちの仕事で、先生達はいつ芽が出るかわからない願いを受け渡す事が仕事なんだとおっしゃっていました。その願いとは真宗保育で言う「本願(いのちの願い)」なのです。
《真宗保育の育ちと学びは「親鸞聖人の学び方を学ぶ」その「基礎」を育むのである。これは宗教的情操を育むということで、この現実世界を、意義あるものとして生きていく『人』と成る基盤である。これが仏教の本来性であり、空過(空しく過ぎる)しない人生の獲得である。「仏の本願力を観ずるに、遇うて空しく過ぐる者なし、よく速やかに功徳の大宝海を満足せしむるがゆえに」と言われている事が親鸞聖人が一番大事にされた教えです。》
なんだか難しい話になってしまいましたが、アンパンマンのマーチに込められた「やなせたかし」氏の話もおっしゃってました。皆さん歌詞はご存知だと思いますが、『「なんのために生まれてきたか」ってわからないまま人生を終えるのは残念ですね。この歌を子どもの頃からずっと歌っていると、考えることが自然と身に付くような気がするんだ。もっとも僕にそれがわかったのは、60歳を過ぎてからのことで、ずいぶん遅いんですがね。』
こんな願いが込められた歌だと皆さんご存知でしたか。何気なく聞いていましたが、改めてこう言われるとアンパンマンの深さに驚かされます。いつ気づくのかはわかりませんし、未だに私なんかも考えさせられますが、こども達にこんな願いを受け渡す幼稚園の仕事って本当に素晴らしい仕事だと思います。同時に本当に大変な仕事なのだと再認識致しました。同朋幼稚園の職員がこの様な願いの上で日々の仕事をしている事をご理解頂き、今後ともご協力をお願い致します<m(__)m>

 

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