vol.130 [園長だより]
投稿日時:2025/01/31(金) 14:56
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。昨年は新年早々に能登地震が発生し、大変な一年の幕開けになりました。あれから一年経ちますが、まだまだ能登の復興は大変なようです。兄の理事長は地震後1月4日に炊き出しや、仮設のお風呂をする為に能登に向かいました。その後も定期的に能登に炊き出しに行っておりますが、まだまだ復興には程遠い状況のようです。最近では話題に上らなくなりましたが、東日本大震災の後もそうでしたが、現実を目の前にしないと、中々自分事としては捉えられないのだと思います。どこか遠くの他人事になってしまうのだと思います。そして忘れていってしまうのです。私自身がまさにそうです。ウクライナの戦争もそうですが、とても難しい事だとは思いますが、まさに現実に直面している人がそこにいる事を忘れない様にしようと思います。
1月16日に餅つきを行いました。役員さんには、準備や当日の調理のお手伝いを頂き誠に有難う御座いました。またお手伝い頂きましたお父さん達も大変有難う御座いました。この場をお借りして御礼申し上げますm(__)m
25日は保育参観にお越し頂き誠に有難う御座いました。園便りにも書かせて頂きましたが、こども達の園での様子が垣間見られたかと思います。また石田氏の教育講演は如何だったでしょうか。今回は職員にも講演を聞いて貰いました。同朋幼稚園がこども達に何を願い、働きかけるのかを再度考えるきっかけになって貰えればと思ったからです。職員に講演はどうだったかを聞いた所、とてもわかり易く、考えさせられる内容だったと言っておりました。ただ一点自由に関するところだけは、腑に落ちないと言っておりました。私は講演を聞いておりませんでしたので、何とも答えようがありませんでしたが、その事を石田氏に話した所それは良かったと言っておりました。その職員が腑に落ちないと言う問いを持ってくれたのですねと。浄土真宗では常に問いを持っていく事を大切にしております。今回の教育講演に付きましても、石田氏が話した事が全て正しいから、全てを実践してくださいと言う話ではありません。まさにそこから「なんで?」「どうして?」との問いが生まれてくる事が大切なのです。子育てにも、教育にも、問いを考えて行くことが大切なことなのだと思います。
先日の新聞に厚労省が統計を取り始めた1980年以降、2024年の小中高生の自殺者数が過去最多との記事がありました。私のお便りの師であります、東井義雄先生の本の中でも、自殺の話がありました。『それぞれの人が、もうこれ以上の苦しみには耐えられない、死んだ方がましだ、と死を選んでしまったのでしょう。でも死を選ぼうと考えたとき、どうしてお母さんの悲しい顔を思い浮かべてくれなかったのでしょう。世の中には、もっとたいへんだと思われる苦しみをちゃんと背おって生きている若者だっているのです。そして死のうと思っているその瞬間も、生きようと呼吸をしているのです。心臓の「ドキドキ」も「つらかろうけれども生きてくれ、助かってくれ、幸せになってくれ」との「仏さま」の願いなのです。その願いの声なき声を感じて欲しい。そしてどんな人間もお見捨てにならない「仏さま」の名代としてどの子にも「親」をお差し向けになっているのです。』
どうか「仏さまのお心」でこどもを見てあげて頂きたいと思います。そんな親に育てられる同朋幼稚園のこども達は、きっと「いのち」を感じる大人に成長して行ってくれる事、間違いないでしょう\(^o^)/
1月16日に餅つきを行いました。役員さんには、準備や当日の調理のお手伝いを頂き誠に有難う御座いました。またお手伝い頂きましたお父さん達も大変有難う御座いました。この場をお借りして御礼申し上げますm(__)m
25日は保育参観にお越し頂き誠に有難う御座いました。園便りにも書かせて頂きましたが、こども達の園での様子が垣間見られたかと思います。また石田氏の教育講演は如何だったでしょうか。今回は職員にも講演を聞いて貰いました。同朋幼稚園がこども達に何を願い、働きかけるのかを再度考えるきっかけになって貰えればと思ったからです。職員に講演はどうだったかを聞いた所、とてもわかり易く、考えさせられる内容だったと言っておりました。ただ一点自由に関するところだけは、腑に落ちないと言っておりました。私は講演を聞いておりませんでしたので、何とも答えようがありませんでしたが、その事を石田氏に話した所それは良かったと言っておりました。その職員が腑に落ちないと言う問いを持ってくれたのですねと。浄土真宗では常に問いを持っていく事を大切にしております。今回の教育講演に付きましても、石田氏が話した事が全て正しいから、全てを実践してくださいと言う話ではありません。まさにそこから「なんで?」「どうして?」との問いが生まれてくる事が大切なのです。子育てにも、教育にも、問いを考えて行くことが大切なことなのだと思います。
先日の新聞に厚労省が統計を取り始めた1980年以降、2024年の小中高生の自殺者数が過去最多との記事がありました。私のお便りの師であります、東井義雄先生の本の中でも、自殺の話がありました。『それぞれの人が、もうこれ以上の苦しみには耐えられない、死んだ方がましだ、と死を選んでしまったのでしょう。でも死を選ぼうと考えたとき、どうしてお母さんの悲しい顔を思い浮かべてくれなかったのでしょう。世の中には、もっとたいへんだと思われる苦しみをちゃんと背おって生きている若者だっているのです。そして死のうと思っているその瞬間も、生きようと呼吸をしているのです。心臓の「ドキドキ」も「つらかろうけれども生きてくれ、助かってくれ、幸せになってくれ」との「仏さま」の願いなのです。その願いの声なき声を感じて欲しい。そしてどんな人間もお見捨てにならない「仏さま」の名代としてどの子にも「親」をお差し向けになっているのです。』
どうか「仏さまのお心」でこどもを見てあげて頂きたいと思います。そんな親に育てられる同朋幼稚園のこども達は、きっと「いのち」を感じる大人に成長して行ってくれる事、間違いないでしょう\(^o^)/